マインド形成(自己肯定感爆上げ) 自分探しの方法

思考の癖を直す方法−他人に『ねば』『べき』を押し付けないほうが良い−

思考の癖を直す方法

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mariko

私は幼稚園で自由に振舞いすぎて、先生から親に「常識を知らない」と言われたことがあるよ。
親はびっくりしたみたいだけど、いまだにそれを笑い話にされる(笑)

わんわん!

(へ〜、常識が通じない人だったんだね!いまはそんなに常識から逸脱しているわけではなさそうだけど)

チャイ
mariko

ある程度社会経験を積めば、普通に見える振る舞いくらいできるよ。

でもね、「常識」や「普通」という考えに縛られたくないよ。
その概念って、本当に正しいとも間違っているとも言えないからね。

だから、幼稚園で言われた「常識を知らない」って、ただ単にみんなが思っている「常識を知らなかった」だけで、私の中では「思い通りの行動をするのが楽しかった」だけなんだよ。

いろんな考えがあったっていいじゃん!って思うの。

前回は「思考の癖とは?」という内容で、自分を律するために、自分に対して『〜ねば』『〜べき』を使う癖がある場合に、どのように対処したらやる気を落とさずに済むかという内容でした。

思考の癖とは?
思考の癖とは?−潜在意識レベルでやる気アップする3文字の言葉−

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今回の記事を是非読んでいただきたいのは、こんな方です↓

  • 『〜ねば』『〜べき』を他人に対して押し付ける人が周りにいる
  • 自分が『〜ねば』『〜べき』を他人に押し付けている

「人はこうあるべきだ」「社会とはこうあるべき」「人はこう生きなければならない」
あなたは、このような考えを他人に押し付けていませんか?

もし、人間関係で周りとあまり噛み合わないなどのトラブルがある場合は、今回の記事の内容に該当するかもしれません。
是非、ご自分でも振り返ってみてください。

思考の癖を他人に押し付けていない?

日常生活や職場、あるいはニュースなどを見ながら、『こうすべき、こうあるべき、こうせねばならない』などと思ったことはありませんか?

  • 年下は年上を敬わなければならない
  • 夫は仕事をし、妻は家庭を支え、子供の面倒を見るべき
  • 芸能人は不倫をしてはならない
  • 部下は上司を尊敬せねばならない
  • ゴマをすらなければ出世は出来ない

誰にも、このような模範とする考え方はあるでしょう。
この『〜ねば』『〜べき』というものは、あなたがこれまでの経験などに基づいて作った、思考の癖であり価値観でもあります。

また、『こうすべき、こうあるべき、こうせねばならない』という考え方が強い人は、『常識では』『一般的には』『普通は』という言葉も多く使う傾向があります。

これらの言葉を使うということ自体に『良い・悪い』はありません。
高度経済成長を支える考え方であったかもしれませんし、自分を奮い立たせるための言葉でもあったでしょう。

しかし、いくら善意やアドバイスのつもりで『〜ねば』『〜べき』という言葉を使っても、言われた側からすると「嫌なことを言ってくる奴だ」「あなたとは考えが違うのに、どうして押し付けてくるの。自分が正しいと思っているの?」という印象を持たれたりします。

あなたは他人に対して『〜ねば』『〜べき』と言うのが癖になっていませんか?

『〜ねば』『〜べき』を他人に対して使う場合は、一旦立ち止まって考えるという手順が必要です。
そうすることで、より周りとのコミュニケーションは円滑に進みます。

一旦立ち止まって考える

思考の癖がもたらす負の効果

では、なぜ思考の癖である『〜ねば』『〜べき』を使う前に、一旦立ち止まって考える必要があるのか?
それは、『〜ねば』『〜べき』という言葉が、個々人の価値観に委ねられている言葉だからです。

例えば、AさんがBさんへの仕事上の連絡事項を夜23時に思い出したとします。
AさんとBさんは以下のように考えています。

ポイント

・Aさんの考え
「社会人は家でも仕事について考えるのが当たり前。仕事の連絡事項は早く伝えるべきだ」

・Bさんの考え
「退社後は完全プライベート。23時は自分の時間だから、緊急の場合や自己啓発を除いては仕事のことを考える必要はない。家族との時間を大切にすべき」

そこで、Aさんは自分の考えに沿って、23時にBさんへ電話します。
このとき、Bさんはどのように思うでしょうか?

「23時に電話をするなんて非常識!緊急性もないし、いま聞いても対応できないんだから、明日伝えてくれれば良いのに!もう寝たかったのに寝れなくなった!」と、このように思いますよね。
翌日出社しても、BさんはAさんの指示には従いたくないという態度をとります。

AさんはBさんの態度を気に入らないと考え、「なぜ仕事に真剣にならないんだ」と周囲に漏らし関係が悪化します。

この事例は、実際に筆者に近しい人に起こった出来事です。
これがほぼ毎日続き、Bさんは遂に体調を崩してしまいました。

ここで気づいていただきたいのは、「AさんとBさん、それぞれの常識は違う」ということです。

どちらが『正しい、間違っている』という話ではありません。
「価値観に違いがあるということに気づく」ということが重要です。

特に、この『〜ねば』『〜べき』という思考は真面目で責任感が強い人に多いです。
自分が完璧になるために努力しているため、完璧主義的な固まった考え方になり、相手にも完璧を求めます。

主張を押し付けた相手が自分の思い通りにならないと、「自分はちゃんとやっているのに」「自分は我慢しているのに」「どうして自分ばっかり」という被害者モードにも発展します。

他人に変わってもらいたいと求めたり、自分で自分を満たせない状態になっているので、自己肯定感が高いとは言えません。

『〜ねば』『〜べき』の考えを強く持つことで、周囲から評価されたり、仕事や勉強で成果が出やすいなどの効果もありますが、人それぞれ価値観が違うことを理解していないと、周りとのコミュニケーションが上手くいかなくなってしまいます。

価値観を大声で押し付ける

思考の癖の違いができる理由

どのようにして価値観(思考の癖)の違いが生まれるのでしょう。
一体誰が常識や普通を決めたのでしょう。

それは、幼い頃から身近に接してきた両親・兄弟・学校教育・ニュース・その他の環境が大きな要因です。
周囲の環境から見聞きした考えの中から、自分で選択し採用した考えが自分の価値観(思考の癖)になっていきます。

例えば、親との関係においては、

  • 何をしても褒められない
  • 出来ても褒められないが、出来ないと責められる
  • 親にとっての良い子でいるために、自分の意見を言えない
  • 親が完璧主義で負けず嫌い
  • 親が自信がない
  • 親が支配的
  • 親の自己肯定感が低い

このような親のもとで過ごすと、「褒められるためには努力して完璧でなければならない(そうでないと、ダメ人間になる)」という価値観(思考の癖)が生まれやすくなります。

この価値観がベースとなり、常識や普通を作り出します。

また、最近では頻繁に芸能人の不倫報道を見かけますが、「不倫なんて非常識」というニュースを見るたびに、「不倫っていけないことなんだ」「一生添い遂げることが素晴らしくて正しい生き方なんだ」「不倫をしたら世間が黙っていない」という価値観が刷り込まれ、「不倫は完全に悪」「ダメ人間がやることだ」などという極端な考え方を持つに至るのです。

ただし一旦立ち止まると、一夫多妻制の国は世界にはたくさんあり、他国からするとその常識は通用しないことがわかるでしょう。
ちなみに日本でも江戸時代までは一夫多妻制が残っていました。

ここで何が問題かというと、個々人が個々人の価値観だけに縛られて、主義・主張を押し付け合っているということです。

つまり、「自分の考えが正しいから、あなたは間違っている。だから、考え方を変えるのはあなたの方だ」とすることが問題なのです。
そして、「自分が他人を変えることができると思っている」ことで人間関係のトラブルを生むのです。

人それぞれ価値観が違う以上、自分が他人を変えるということは不可能です。
それは自分の主義・主張を押し付けることになり、反発が出てくるからです。

変えることができるのは、あくまで自分だけ。
この認識が一番手っ取り早くコミュニケーションを円滑に進めるためのコツです。

自分を変える第一歩は、思考の癖である『〜ねば』『〜べき』は自分の中での正しさであり、他人にとってそれが正しいことではないということを認識することです。

★ 参考記事:『人間関係のストレスを感じなくするコツ−価値観の違いを認めるだけ−

他人を変えることはできない

思考の癖を直す方法

それではお待ちかねの、思考の癖を直す方法についてご紹介します。

画期的なのは、「自分が正しいと思っていたことの反対のことをやってみる」ことです。
手順を簡単に言うと、以下のようになります。

思考の癖を直す方法

  1. 自分の中にある『〜ねば』『〜べき』を箇条書きで書き出す
  2. 書き出した『〜ねば』『〜べき』の反対のことをやる

たったの2ステップです。
「そんなことできない!」と思うかもしれませんが、やってみると大きな発見があります。

例えば、完璧主義の方は様々なことに対し自分なりの仮説を立て、リスク回避しながら行動します。
完璧主義者は、自分にも他人にも警戒し戦闘態勢でいることが多く、それが正義だとしています。

しかし、その姿勢が災いし、なぜか多くの人と同じような内容で衝突することを繰り返してしまいます。

ここで言いたいのは、同じ考え方(思考の癖)で同じことをしていても、同じことが起こるだけということです。
過剰な『〜ねば』『〜べき』という思考の癖によって、自分も周りもガチガチに縛りつける状態を続けることで、うまくいかないのです。

いままでのやり方で上手くいかないのであれば、自分のやり方を変える必要があります。

そこで、自分の中ではありえない、自己中心的だな、迷惑だなと感じることをあえてやってみてください。

実は、自分にとって抵抗があることをやっても、周りの態度は何も変わらず、問題も起こらないことが多いのです。
むしろ逆に助けてくれるということもあります。

自分にとってのありえないことにチャレンジすることで、自分を縛っていた枠も緩み、楽になるという効果があります。

一度バンジーを飛んでみる気持ちで、いままでと逆の行動をしてみましょう。
バンジー台から見える景色、飛んでみて感じる風や流れる景色を味わえるのは、飛んだ者だけです。

行動を変えることで、きっと、あなたの視野が広がります。

白黒思考の癖を直す方法

思考の癖である『〜ねば』『〜べき』のもう一つの回避方法があります。
それは、使う言葉を『〜だといいな』『〜したほうがいいかもしれない』に変換するという方法です。

人それぞれ価値観が違うことを認めた上で、自分はこう思う、こうなったらいいなと、自分の考え方を押し付けずに伝える方法です。

『〜ねば』『〜べき』という考え方は、『白黒思考』です。
言い換えれば、「全か無か」「0か1か」「成功か失敗か」「正しいか間違いか」「善か悪か」という二進法的な考え方です。

白と黒の間のグレーの部分に多くの事実があるのに、白黒思考の人は、「白でないなら黒だ」と考えます。
つまり、自分の中の『〜ねば』『〜べき』以外は間違いなのです。

『〜ねば』『〜べき』という白黒思考(100:0)『〜だといいな』という灰色思考(50:50)にするだけで、人間関係も人生も楽になります。

100%を目指すのもいいですが、100%以外認めないという姿勢は自分も他人も苦しめます。

カラースケールでも白・黒よりもグレーの分類の方が範囲が広いです。
灰色思考にすることで選択肢を増やすことができるので、人生の可能性を広げ、より豊かに生きることにつながります。

例を挙げておきましょう。

白黒思考『〜ねば』『〜べき』

部下は必ず仕事のノルマを達成すべき

⇨トップダウン(部下に考えを押し付け・指示)

⇨部下がノルマ未達だと頭に血が上り、指示通りに動かなかった部下を非難

⇨結果、根本的な問題解決ができない(部下のやる気が出ない)

灰色思考『〜だといいな』

部下がノルマを達成できたらいいな

⇨部下の考えも聞いてみる(心にゆとりがある上司)

⇨なぜ部下がノルマ達成できなかったのか、部下に寄り添って問題解決しようとする

⇨部下も自分で原因を考えて工夫する

このように、自分の考え方のトーンを落とすだけで、コミュニケーションは円滑になります。

もし、自分が思考の癖に囚われているのであれば、『〜ねば』『〜べき』思考を強く持つに至った原因を、過去の育った環境などから紐解き、そのときの感情を癒していくことも必要です。

そして逆に、『〜ねば』『〜べき』を押し付けられたら、「ありがとうございます、勉強になりました」という魔法の言葉で乗り切りましょう。
『〜ねば』『〜べき』と言われてイラッとした気持ちをきっかけに、自分の価値観に気づくことが大切です。

相手は自分の価値観に気づくきっかけをくれた存在です。

「この人はこんな価値観を持っているんだね」と客観的に眺め、「自分はそれに対してこう考えているんだね」と確認していくと良いでしょう。

★ 参考記事:『断捨離するのはモノだけじゃない!−人間関係と感情を手放す驚きの効果−』 

白黒思考の人

まとめ:思考の癖を直す方法

自分の思考の癖である『〜ねば』『〜べき』を他人に押し付けることで、思わぬトラブルが起きることがあります。

『〜ねば』『〜べき』を使われるとついイラッとくることがありますが、それは自分の価値観について振り返る貴重な機会です。
「気づく」ということが、自分を理解し・許し・愛する一歩となります。

それが、自己肯定感を高めることにつながります。

是非、今回の記事を参考に、自分が『〜ねば』『〜べき』という言葉にどのくらい縛られているのかをチェックしてみてください。
自分の価値観に気づいていきましょう。

今回の記事のポイント

  • 『〜ねば』『〜べき』を他人に押し付けず、価値観は人それぞれだと思い出す
  • 「人それぞれ価値観が違う」と理解すると、コミュニケーションが円滑になる
  • 育った家庭・学校教育・ニュースなどの環境から、価値観の違いが生まれる
  • 価値観を他人に押し付けるのは、「相手を変えることができる」という傲り
  • 変えることができるのは、あくまで自分だけ
  • 思考の癖を直す方法は、「自分がありえないと思うことをやってみる」&「灰色思考をする」こと

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