
チャイが尻尾ぶんぶん振り回しながらやってきた!
わん!(かまってアピール)


おー、よしよし。
愛犬って無条件に可愛がってしまう。
チャイも自分が可愛がられて当たり前って思ってるよね!
ん?それって、自己肯定感が高いってこと?
生きてるだけで価値があるって思ってる!
…てことは、チャイを見習えば自己肯定感爆上げ!?
わんわん!(そだよー)


なるほど、じゃあ見習います♪
前回は、これから自己肯定感を高めていくための準備として、自分を振り返りながら、希望や願い、新しい自分になることについて考えました。
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『新しい自分になる』とは?−自己肯定感を高める準備としてやること−
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今回は、自己肯定感と幸福度の関係についてのお話です。
日本人は他の国に比べて、幸福度が低いと言われます。
経済も文明も発展して恵まれているのに、おかしいと思いませんか?
実は、自己肯定感が低いと幸せを感じにくいため、幸福度が下がる傾向にあります。
心のどこかで、「私なんかが幸せになって良いのだろうか…」という気持ちを持っていると、素直に幸せを受け取ることができません。
人生の幸福度を高めていきたいなら、まずは自己肯定感とは何かを理解しておきましょう。
そして、自分を満たすことができてくると、幸せがそこら中に散らばっていることに気づくことができますよ♪
目次(押すとジャンプするよ)
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、自分のあり方や価値、存在意義を肯定的に受け止めることができる感覚のことです。
そのままの自分を認め、尊重し、価値を感じて、自らの全存在をまるっと肯定する感覚です。
簡単に言うと、「自分には価値がある」「自分は大切な存在だ」「唯一無二のかけがえのない存在だ」と受け入れられる心の状態が、自己肯定感の高い状態です。
他人と比べて優れているかどうかで、自分を評価するのではありません。
現状がどんな自分であっても、ありのままの自分にYES!と言えるのが自己肯定感の高い人です。
どんなに不運が重なり困難な状況であっても、自分を見失わず、無条件で自分に価値があると信じていられる状態だとも言えます。
一方、「自分はダメだ」「あの人と比べて自分は劣っている」「近所の人よりお金持ちだから自分には価値がある」と考えるのは、自己肯定感の低い人の特徴です。
自己否定をしたり、他人との比較によって自分の価値を見出したり自信を持ったりするのは、メンタルも不安定になり、自己肯定感が高い状況とは言えません。
自己肯定感を高めることにおいては、他人は全く関係ありません。
他人から否定されたとしても、自分が自分を認めていれば自己肯定感は下がりません。
また、「他人が褒めてくれるから自己肯定感が高まる」のではなく、「自分自身からの評価によって自己肯定感が高まる」のです。
自己肯定感が低い=幸福度が低い
自己肯定感が高いと、毎日が楽しく、物事をポジティブに捉え、メンタル面も落ち着きます。
自信を持って前向きに行動することができるため、あらゆる面で成果をあげやすくなります。
そのため、人生の充実感が増し、幸福度が高くなります。
一方、自己肯定感が低い人は、端的にいうと「周囲の目を過剰に気にする」ようになります。
他人からの評価を気にしたり、比べたりするため、劣等感を持ちやすく、周囲の目に怯えて感情の起伏が激しくなります。
そのような状態だと、自分本来の力を発揮できなくなり、自分の強みやポジティブな面に気づくことができず、自信を失います。
あるいは、弱い自分を認めることができないため、自分を強く見せようとして「怒り」の形で虚勢を張って周囲との関係も悪くなるということもあります。
人生を楽しんでいるように見えても、自分に足りないものを補うかのように見栄を張っていたり、無理をしていれば、それは自分を大切にできていないということ。
心のどこかに不足感を感じているのなら、本当の幸せを感じることはできません。
自分にとっての幸せは、他人が決めるものではありません。
あなたが幸せと言えば、間違いなく幸せなのです。
あなたはいま、自己肯定感は高い状態でしょうか?
他人ではなく、自分の基準で幸せだと言うことができますか?
いまは自己肯定感が低くてもいいです。
それに気づけたいまの自分を褒めてあげてください。
自分のことを知ろうとすることが、自己肯定感を高める第一歩です。
★ 参考記事:『自己啓発の仕方』

自己肯定感と幸福度が低い日本人
内閣府によって「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」(2019年)が行われました。
調査参加国は日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの7カ国で、各国13〜29歳の男女1000人にアンケート調査したものです。
「自分に満足している」という項目において、アンケートの結果「そう思う・どちらかと言えばそう思う」と答えた人の割合は、日本人は45.1%と他の国に比べて最下位という結果でした。
対するアメリカは86.9%と、他の国より高い割合です。
日本人の自己肯定感が低く、自分に満足できない理由は、容姿や身体的な能力の他に、決断力・意思力・発想力といったメンタル面で「自分は劣っている」と自分で決めつけ、自信がないためです。
「自分には取り柄がない」「周りには凄い人ばかりいる」「自分は心が弱いからダメだ」などという劣等感が自信を失わせてしまっているのでしょう。
また、日本人は諸外国に比べて幸福度が低いです。
日本人は経済面や健康面、社会制度など、かなり高いレベルにあります。
それにも関わらず幸福度が低いのは、日本人特有の「真面目さ」が邪魔をしているのかもしれません。
日本人の意識の中には、以下のような公式が刷り込まれています。
真面目に働く ⇨ 働いた分だけ多くの収入を得られる ⇨ 幸せになる
真面目 = 自己主張しないでルールを守る + 他人に迷惑をかけない + 謙遜
この思考が元で、高度経済成長が成り立ったのも事実です。
「幸せにならないのは、お金が足りないからだ」「もっと仕事を生きがいにして真面目に働こう」という発想の仕方が主流でした。
そうやって、プライベートの時間を犠牲にして人生の大半の時間を仕事に費やすようになったのです。
一方、時代は変わり、「仕事に全てを捧げるのが、本当の生きがい?」「自分の人生ってなんだっけ?」と違和感を感じるようになりました。
仕事に充実感があれば、苦労はあってもお金には代えられないような幸福感を得るかもしれません。
しかし、充実感がないから幸福度が低いのです。
人生に充実感を感じないまま、「仕事は辛いものだから」と諦めて、自分を犠牲にして生きている。
そんな、自分を大切にできていない日本人が多いということです。
本当にやりたいことがわからず、自分を大切にできていないから、自己肯定感は低いまま。
そして、本当はやりたくないことをやって、日常を楽しめないから、幸福度が低いのです。

幸福度は自己肯定感の土台が決める
幸福度を高めるためには、自己肯定感を高めておく必要があります。
イメージしてください。
あなたは画家で、自由に絵を描くことができます。
自分のイメージ通りの素晴らしい絵を描くために、まず1枚の色画用紙を取り出しました。
使う絵の具も、筆も、技法も、かける時間も、あなたの思い通りです。
スラスラ描けることもあるし、途中で手が止まることもあるでしょう。
自分が残した手跡を眺めると、いろんな思いが湧き起こってきます。
あなたは、どのような絵を描いたでしょうか。
さて、ここで一つ知っておかなければならないことがあります。
自分にとっての美しい絵を描こうと思ったときに、最初の色画用紙(土台)の選択は、とても重要だということです。
いくら綺麗な絵の具をのせたところで、土台の画用紙が嫌いな色だったら、自分の思い通りの絵が描けるでしょうか。
のせた絵の具の色は綺麗かもしれませんが、どこか気に入らない絵になっているかもしれませんよね。
人間の目は実に精密にできています。
いくら土台の色を塗りつぶして見えなくしても、土台の色の情報は実はしっかりと目に入っています。
つまり、最初に選ぶベースの色画用紙=土台が大事ということです。
この土台の画用紙の輝き度合いが、自己肯定感の度合いです。
そして描くものが人生です。
あなたはどんな画用紙に絵を描きたいですか?
人生は自己肯定感の画用紙に絵を描くようなもの
実は、人生は画用紙に絵を描くようなものです。
画用紙の輝き度合いが、自己肯定感の度合い。いわば、自分自身の状態です。
その自分自身の状態をベースに人生というアートが作られていきます。
自己肯定感が低く自分自身に不満を持っていると、いくら綺麗な絵の具で取り繕い、素晴らしい出来事を重ねたとしても、「なんだか納得できない」「微妙だな…」と、心の底からは満足しないものが出来上がります。
また、幸せになりたいと願っていても、自分自身に不満を持っていると、幸せを感じにくいものです。
どんなに「あなたすごいね!最高だね!」と褒められても、自己肯定感が低ければ、「私ってそんなにすごくないし…。たまたまタイミングが良かっただけで、自分の実力でもないし、私よりももっとすごい人はいるし…」と他人と比べたり、すごくない根拠探しを続けてしまいます。
あなたには本当に実力があるかもしれないですし、良かったタイミングも、あなたが引き寄せたものかもしれません。運も実力のうちです。
自分自身に満足していない、嫌い、周りより劣っている…
そう思うことで、心の底から幸せを感じることができますか?
時には、その思いが自分を奮い立たせて成長を促すことになるかもしれません。
しかし、それは時と場合、それからプレッシャーの度合いによって、プラスになるかマイナスになるか分かれます。
『自分に足りないものがあるから、頑張る』というのは、不足がベースになっています。
不足をベースにしていると、周りと比べて自分は幸せではないという思いを強固にしてしまいます。
それでは、幸せを感じるにはどうしたら良いか。
もう、おわかりですよね?
自分で自分を肯定して、満たしてあげればいいのです。
自己肯定感を高めることで、自分が自分を幸せにするのです。

幸せとはどういう状態?
幸せとは、いまの自分に満足し、自分の周りの色々な状況も受け入れることができている状態です。
いわば、自己肯定感が高いときに感じられるもの。
「幸せになれないのは、いつも周りの環境のせいだ」とするのであれば、幸せからかけ離れた状態ということになります。
自分の本当の夢や願いに他人は登場しません。
そして、自己肯定感も他人に高めてもらうものではありません。自分で認め、高めていくものです。
自分が自分を幸せにするということは、同じことなのです。
自分自身にOKを出せない人が、自分以外の人や物や環境にOKを出すことができるでしょうか?
「自分は満足していないのに、他人のことは褒めなければならない。尊ばなければならない」など、余計に窮屈さを感じるでしょう。
だからと言って、極端に他人を蔑ろにし、自己中心的であれ、ということでもありません。
自己肯定感が高まれば、自ずと自分にも他人にも優しくできるようになるので、他人を蔑ろにしようという発想すらないはずです。
まずは、自己肯定感を高めることにフォーカスしましょう。
自己肯定感を高めて幸福度を上げる条件
それでは、どのようにして自己肯定感を高め、幸福度を高めたら良いのでしょうか?
幸せになるためには、まず、自分を知り、自分らしさに気づくことが前提条件です。
あなたがいま幸せではないのなら、それはただ、自分らしさに気づいていないだけ。
自分が本当にやりたいことを見つけるためには、自分とよく向き合って、自分のことを理解しなければなりません。
自分と向き合うという作業をした先に、充実感を得られるものが待っています。
その充実感が、幸福度を大きく左右するのです。
「自分に自信がない」
「自分は周りより劣っている」
「いつも他人の目が気になって自分らしく生きられない」
「いままで不幸な体験ばかりしていたのは、自分に運がないからだ」
…そんな気持ちを持っているのなら、毎日がストレスフルで、辛いものになります。
しかし、ご安心ください!
自分を知り、自分らしさに気づいていけば、いつかは自分にYES!愛してる♡と言える日が必ずきます!
幸せな人も、生まれたときから常に自分に自信があったわけではありません。
壁にぶつかったり、辛い思いをしたり、自信をなくした経験は誰にでもあります。
ただ、そこから学び、方向転換をしていっただけです。
誰でも『自分に不満がある』世界から抜け出すことは可能です。
あなたは、いまのままでも充分に価値がある人間。唯一無二の命を持っているのですから。
それだけで、かけがえのない価値をすでに持っているのです。
どんな境遇で育っても、どんな欠点があったとしても、幸せになる資格はあります。
そして、すでにあなたは幸せであるということは知っておいてください。
「は?そんなばかな」と思いましたか?
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、幸せな人は、この思いを必ずベースに持っています。
あなたはあなたのままで、自分らしさをすでに持っています。
その自分らしさに気付いていないだけで、必ず持っているのです。
ならば、もう幸せじゃないですか♪
いまは理由も根拠もジャッジもいらないです。
「そっか、私って、幸せなんだ」と思えば良いのです。
そう思うことで、きっと希望の光がじゃんじゃん差し込んでくるでしょう。
★ 参考記事:『自分と向き合うことで理想の人生に近づく』

まとめ:自己肯定感とは
あなたはあなたのままで、幸せです。
いまのあなたが決して悪いわけではありません。
いまのあなたのままでも充分幸せだけど、「もっともっと」幸せになることができます。
それだけは、まず覚えておいてください。
その上で、あなたがすでに幸せである根拠、新しい自分、自分らしさを発見したいなら、是非、引き続きこちらのブログからヒントを得てください。
愛ある日々を、お過ごしください♪
今回の記事のポイント
- 自己肯定感とは、自分のあり方や価値、存在意義を肯定できる感覚=自分で自分にYES!と言える状態
- 自己肯定感が低いと幸福度も低い
- 自分が自分を満たす、自分が自分を幸せにする⇨他人から得ようとするものではない
- 自分を知り、自分らしさに気づくことが、自己肯定感を高める第一歩
- すでにあなたは幸せ♡
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