
昔は、自分のことが大嫌いだったなぁ
わんわん!
(そうなんだ。でもいまは好きだよね。何かやったの?)


うん、「気づいて、修正して」というのを繰り返しているよ!
私の場合、すぐに方向転換はできなかったけど、緩やかに変わっていったよ♪
前回の記事では、自分軸で生きることで自信を取り戻していくことについて説明しました。
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自信喪失の3つの原因と対処法−他人ではなく自分の幸せ基準を持とう−
続きを見る
実は筆者もつい最近までは、自分軸を持っていませんでした。自己肯定感も低かったです。
他人軸で生きていることに気づいていたけれど、そこから自分軸に移っていくのに多くの時間を費やしています。
何かと社会通念や親や上司の声を聞いてしまってましたから。
それに、人生の大半を他人軸で生きていたので、修正に時間がかかったのかもしれません。
しかし、自分の気持ちを理解しようと意識してからは、何事も「自分の人生なのだから」という視点で考えるようになりました。
昔より自分のことが好きになり、自己肯定感も上がっている感覚があります。
今回の記事は、自己肯定感が低く、自信がないときに行うと良い、自分へのアプローチの仕方についてご紹介します♪
ワークを通して自分と向き合いながら、自分を高めることができますので、是非試してみてください。

当ブログでは、自分大好きの心境に至るまでに行ったことや考え方をご紹介しています♪
それぞれが自分に向き合って、自分にあった方法を試してみてください♪
目次(押すとジャンプするよ)
他人から褒めてもらおうとする=他人軸
筆者が銀行員のときに、営業スキルを学んでいた際に出会った面白い話があります。
国民性を利用し海に飛び込ませる話法
アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、イタリア人、フランス人、日本人を乗せた船が事故に遭い沈みかけています。
海に飛び込めばなんとか助かるようです。
そこで、船長はそれぞれの国の乗客を説得して海に飛び込んでもらおうとします。
船長がなんと言えば、海に飛び込んでもらえるでしょうか?
※国民性を考えて、それぞれに声をかけなければ、海に飛び込んでもらえません。
答えは…
- アメリカ人 … 「飛び込めば、あなたは英雄になれますよ」
- イギリス人 … 「飛び込めば、あなたは紳士ですよ」
- ドイツ人 … 「飛び込むのが、この船の規則です」
- イタリア人 … 「飛び込めば、女性にモテますよ」
- フランス人 … 「絶対に飛び込まないでください」
- 日本人 … 「みんな飛び込んでいますよ」
この話を知ったとき、「確かに」と納得しました。
銀行営業でこの話法を使い、迷っているお客さまに「今朝、来店された別のお客さまも迷っていましたが、申し込んで帰られましたよ」と世間話風に話すと、成約率が上がったのです。
日本人は特に、世間体や周囲の人の動きを気にする傾向があります。
高度経済成長に伴い、会社で働くためには協調性が必要でした。
幼稚園の頃から集団行動で規律を守ることを学びますし、筆者の会社では、入社時研修で自衛隊の訓練を受け、ルールを守ることを学びました。
周囲が期待する協調性やルールから外れると、「思いやりがない」「社会から逸脱している」と見なされ、ダメだと評価されてしまうのです。
そして、周りと同じことができないことで自己評価を下げ、自己肯定感も下がってしまうということが起こります。
そうして生まれるのが『他人軸』です。
- 他人によく思われるように行動する
- 他人と同じことをする
- 他人から褒められることで自信を持つ
- 他人に褒められないと安心しない
このガチガチの状況が、あなたから自信を奪っている可能性があります。
高度経済成長や日本の教育、社会が悪いのではありません。おかげで日本は発展したのですから。
しかし、自信を取り戻したければ、いつまでも他人軸に浸っているわけにはいかないのです。
他人からの評価で自分の価値が決まると思ったら大間違いです。
待っていても、他人は自分の思い通りには褒めてくれないし、褒めてもらえるまでずっと不足感を持ち続けることになります。
他人の顔色を伺って自分の行動を変えていると、自分をどんどん失ってしまいます。
自分の「ありかた」を他人に委ねていては、自分の人生を歩むことができません。
自分を満たしてくれるのは、自分だけだと覚えておきましょう。
他人軸から抜け出し、自分の気持ちや幸せの基準をもって、自分から行動しましょう。
そうすることで、自己肯定感が高まり、自信が持てるようになります。
他人軸を生きていた筆者の過去
筆者が銀行員であったのは、まさに他人軸で生きていた結果でした。
例外はありますが、幼少期では親がやっていることや親が話すことは「良いことなんだ」と無意識に思ってしまいます。
親が好きで偉大であるが故です。
母親が銀行で働いていたことを知った幼少期の筆者は、「銀行っていいな。銀行員になったら親に喜ばれるかも」と思っていました。
中学生から銀行員になると決め、大学は経済学部、就活は金融機関縛りでした。
幼少期に決めたことに対し、「本当に銀行員になりたいのか」を掘り下げて考えもせず、銀行に入社しました。
しかし、結局数年後には辞めてしまいました。
銀行員になったことで、周囲からは「立派だ」「よく頑張っている」「安定していいね」と褒められましたが、どこかしっくりこず、心から喜んではいませんでした。
実は大学受験の直前で、「やっぱり絵を描きたい」と思い進路変更しようとしました。
それが本当の気持ちでしたが、親からは「絵では食っていけない」と言われ、元の道を歩むことにしたのです。
結局、筆者は他人軸で生きていることすら気づいていなかった。
自分の進路を親のせいにしたこともあった。
本当は選択権は常に自分にあったのに、それすら気づいていなかった。
いかに自分で何も考えずに生きていたか。
いかに自分の本当の気持ちを無視してきたか。
この状態だと当然、本当の自分は拗ねてしまって、自己肯定感が上がるはずがありません。
結局後から、「いい加減、自分の気持ちに気づきなさいよ!」とどこかで修正が入るのです。
このことに気づいたので、いまはとことん、自分に向き合う時間を作っています。

自分を褒める習慣で自己肯定感アップ
あなたはいつも、自分に対してどのように声をかけていますか?
「あーあー、何やってんだよ」「また失敗した…」「あーもー、ばか」と言っていますか?
それとも、「やったね!」「やればできるじゃん!」「いーねー♪」と言っていますか?
言葉には不思議な力があります。
日本では昔から「言霊」という考え方があります。言葉には魂が宿るということです。
一つ一つの言葉にエネルギーがあります。
そのため、自分にどのような言葉をかけるかによって、大きな影響を受けてしまいます。
自分に対し、いつも「どうせ、自分は何もできないクズ人間なんだ」と言い続けると、現実でもその通りの自分が実現してしまうのです。
逆に、「私はできる」「私は運がいい、ラッキー♪」と信じ続けていると、本当にできるようになるし、運が良い人になります。
あなたが一番褒めてあげたい人は誰ですか?
その人が心がズタズタになって苦しみ、落ち込んでいるときほど、「あなたはそのままで素晴らしいんだよ」と褒めて、元気になってもらいたいですよね。
その言葉をもらった人は、すぐに立ち直ることができます。
一番に褒めてあげたい人は、一番身近にいるはずです。
そう、あなたのことです。
他の誰よりも真っ先に、あなたがあなた自身を、心を込めて褒めてあげましょう。
これが十分にできていないから、すぐに不満を感じて愚痴をこぼし、クヨクヨして元気をなくすことになるのです。
元気になるようなプラスの言葉には、あなたの中に隠された「素敵な自分」や「考え方、意識、感覚、能力、魅力、運」を引き出してくれる魔法の力があります。
自分の褒めかたがわからない方は、次項を参考にしてください。
特に、自己嫌悪の度合いが強い方にはオススメのワークです。
『自分を褒めるワーク』のやり方
- 最近なんだか上手くいかないな
- 自信がなくなったな
- 自分はダメ人間だ
このように落ち込んだ時、次のワークを行いましょう。
自分を褒めるワーク(褒め日記)のやり方
- 毎日、寝る前に自分を褒める日記をつける
- 専用のノートを作っても、スマートフォンのメモでもOK
- その日に頑張った自分を思い出しながら、「何ができたか」という事実を書く
- 「できたこと」に対する「自分への褒め言葉」を記録する
★毎日続ける程に、自己肯定感が高まっていく感覚に気づくでしょう
例えば…
- 今日のクレーム対応、神業だった!上手にできたね!
- 会議でカッコよく発言できた!堂々としていてよかった!
- 掃除、洗濯、料理…。今日もしっかりできたね!お疲れさま!
- 周りの人に優しくできたね。素敵!
これを毎日続けることで、自然と自分の好きなところを発見することができ、自己肯定感が高まって自信を取り戻すことができます。
どうしても褒めることが見つからなかった場合は、抽象的でも構いません。
- 自分はすごい
- 素晴らしい
- 大したモノだ
- 素敵
- 実力者だ
自信があることに、根拠を見つける必要はありません。
『根拠のない自信』は大いに結構。
強いて言えば、あなたにはすでに価値があることが、その根拠です。
毎日、自分にもできることがあったと事実確認を繰り返し行なっていれば、できない自分はいつの間にかどこかへ旅立っています。
何度も自分を褒めていくことで、自己肯定感が増し、自分を好きになっていくはずです。
徐々に変わっていくことを実感できますので、是非お試しください!
★ 参考記事:『自信を取り戻す2つの要素とは?』
★ 参考記事:『捨てられない時の心理状態とは?−変化を嫌うホメオスタシスの弊害−』

自分を責める習慣をやめる
自信のない人は、自己嫌悪に陥りがちで、何事も自分を責めてしまいます。
例えば、職場でよくあることです。
所属チームのプロジェクトがうまくいかないとき、意地悪な人から「〇〇さんのやり方が悪いからだ」と責任を押し付けられることがあります。
冷静に考えれば文句を言われるような根拠がなかったとしても、自信がない人はその言葉を真に受け自分を責めてしまいます。
たとえ一人が上手くいかなかったとしても、他の誰かがカバーするのがチームプレイであり、責任も抱えあっているのです。
だから、自分一人のせいでチームのすべてが上手くいかなくなることは、絶対にあり得ません。
カバーしなかった周りにも責任はあるのですから。
たとえ意地悪な人から無責任な言葉で責められたとしても、何もかも「自分のせいだ」と考えて落ち込むことはやめましょう。
チームプレイではなかったとして、自分ひとりで失敗してしまったときも、自分を責める必要はありません。
ひとつの失敗だけで、あなたという存在すべてが否定されるのですか?
そういうことはありませんよね。
あなたにも素晴らしいところが必ずありますし、生まれた時点で大きな価値を持っています。
自分を責めることと、反省することは違います。
反省からはより良い方法が生まれますが、自分を責めることは、生きることを苦しくさせるだけで解決方法は生まれません。
失敗したり、自分を責めていることに気づいたときは、「私はダメだ…」ではなく、「今度こそ、上手くやれる!」「大丈夫!」「挽回できる方法を考えよう!」と、気持ちを前向きに切り替えましょう。
自分のダメ出し癖があると自己否定ばかりになり、自己肯定感は上がりません。
自己否定が始まったと気づいた時点で、「自分にはありのままで価値がある!」という前提を思い出しましょう。

ありのままの自分を受け入れる
子育てでは、褒めることが大切だといいます。
親から怒られ続け、褒められることの少ない子供は、自信を奪われていきます。
親の顔色を窺い、怒られないように行動することが自然になってしまえば、自分を信じてアクションを起こすというよりも、ワンクッション、親目線を介して行動します。
親目線を介することは、客観的な評価をされるということです。
その客観的な評価の方が信憑性が高いと感じてしまいがちです。
そうすると、暗示にかかったように、親が思う通りの性質の子になっていきます。
自分自身に厳しい人も同様です。
「あれはダメ、これはダメ」と、ちょっとした失敗も事細かく注意し続けてしまいます。
そうすれば、「自分にはできる!大丈夫!」と自分を心から信じてする行動はなくなり、「こうしないとダメになる」と自己否定由来の、制限を設けるような行動をとります。
こうやって自信を失っていくのです。
欠点がない人が素晴らしい人だと勘違いしている人は多いです。
足りないものを埋めるために嫌なことを頑張り続けてしまい、心の病気になる人もいます。
「欠点を埋めると自信が持てる」というのは大きな勘違いです。
「欠点も含めて、自分を認めることで自信が持てる」のです。
自分には何ができて、何ができないのか。
何が好きで、何が嫌いか。
欠点からは目を逸らすのではなく、向き合って穴があくほど見つめるのです。
見つめて、知って、それも含めて存在を受け入れ、認めてあげるのです。
そうすることで、自己肯定感は上がり、自信を取り戻すことができます。
自信は自分を信じる力です。
「欠点があっても、いいんだ」「欠点があっても大丈夫なんだ」と自分を信じてあげましょう。
抱きしめるように、優しく、自分で自分のことを認め、欠点を含めた自分にOKを出してあげてください。
誰かから褒めてもらうのを待たなくても、自分で褒めてあげることができます。
もし、どうしても自分で褒めてあげることができないのなら、次の言葉を叫んでみましょう。
『 YOU ARE OK !! 』
信じてあげてくださいね。

まとめ:自分を褒めるワーク
自信を持つために、とにかく自分を褒めましょう。
自信がないと、不安にもなります。
不安を手放したいのであれば、自分をよく知り、欠点があっても「そんな自分は個性的でいいよね♪」と、自分をまるっと受け止めてあげる心の状態が必要です。
誰にでも長所と短所があります。それはパズルのピースのようなもの。
誰かの凹んでいる部分には、誰かの凸っている部分がパコっとハマります。
あなたは、凸っている部分を誰かに与えれば良いのです。
凹んでいる部分を誰かに頼れば良いのです。
そのために、自分のどこが凹凸になっているのかを知りましょう。
今回の記事のポイント
- 他人軸があなたの自信を奪っている
- 褒めてくれるのは他人ではない。自分だけ
- あなたが一番褒めたい人は、あなた自身。どんどん褒めよう
- 毎日寝る前に、自分を褒める日記をつけよう
- 自分を責める習慣をやめよう
- 自分を責めていたら、「自分にはありのままで価値がある!」という前提を思い出す
- 自分の欠点も含めて、そのままの自分にまるっとOKを出そう
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