
忍者とは忍び堪える者のことなんだよ!

頑張れ 炭治郎 頑張れ!!
な、何ゴッコですか?


かっこいいセリフ言いたかったの♪
たとえ勝てなくても勝つ!
勝てば負けないんだ!
そ、そうですか…
頑張る人ってカッコいいですね。


グッとくるよね!
自分を鼓舞する言葉は人それぞれで良い。
しかし、「我慢は美徳」と信じて無理しすぎると、本当の自分から離れるから注意!
無理して自分を見失わないこと。
自分の心に寄り添うこと。
大事なことは心で決める。
最近受ける相談では、「弱い自分を隠すための行動」が理由の悩みが多いと感じます。
- 頑張りすぎ
- マウント
- 理不尽に怒る
- 会議での中身のない発言
自分の弱さを隠そうとしていることにすら気づかず、このような行動をとる人もいます。
しかし「弱い」ことは本当にいけないことでしょうか?
強く完璧な人は、この世に誰一人として存在しません。
誰もがみな、弱い部分を持っています。
今回は、「なぜ、弱いのはダメだという考えに陥るのか」と「弱い自分の受け入れ方」について説明します。
「いまの自分は弱くて嫌だ!なんとかしたい!」と思っている方は、是非続きをご覧ください♪
きっと、「弱い自分を見つめるのは怖かったけど、見つめてみれば愛おしく思えるようになった」と思える日がきっときますから、ご安心くださいね♪
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自己否定から抜け出す言葉のマジック−思考と口癖をチェックしよう−
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目次(押すとジャンプするよ)
自分と向き合うと「弱い自分」に出会う
自己肯定感を高める大原則は「自分と向き合うこと」。
あなたは
- 自分が何を好きで、何を嫌いか
- 自分が何が得意で、何が苦手か
- 自分が何のために生きて、何に幸せを感じるか
きちんと、知っていますか?
普段から自分と向き合っている人は、これらの質問にすぐに答えることができます。
- 良い部分はないのに、悪い部分ばかり見つかる
- 自分と向き合うと嫌な部分が見えてきて落ち込む
- 弱い部分を見せたくないし、自分でも見たくない
このように思う人もいるでしょう。
自己肯定感の低い人は無意識で自分の弱さを見ないようにするため、そもそも「自分と向き合う」発想がありません。
また弱さを隠すために、他人に怒りをぶつけて攻撃、知識でカバー、責任転嫁、同調圧力、マウントという行動をとったりします。
不運な自分を変えるために、自己肯定感を高める必要。
だけど怖くて見たくなくても、自分に向き合うというのは、最初にして最大の難関なのかもしれません。
ただ、知っておいていただきたいのは、自分と向き合うことができない背景には「弱いのはダメだ」という思い込みがあるということです。
「ダメ」だから、
隠したいし、見たくないし、変えたいと思うのです。
なぜ、「弱いのはダメだ」と思うのでしょうか。
次項で詳しく解説します。
★ 参考記事:『自己肯定感とは?』

「弱いのはダメ」?潜在意識に刷り込まれた思考
あなたは、「人に弱みは見せるな」「人に迷惑をかけてはいけない」「好き嫌いをなくしましょう」と言われて育ちませんでしたか?
「我慢が美徳」、しんどい思いをするのが当たり前。
従来はそのような考え方が一般的でした。
そのため「団塊の世代が日本を引っ張った」「ゆとり教育は悪だ」という世代間ギャップ論争なども出てきます。
親や学校だけでなくメディアからも、知らず知らずのうちに思想は潜在意識に刷り込まれ、「弱さは隠す」「自分の弱さで迷惑をかけてはいけない」「弱さは克服しなければならない」と無意識に考えるようになってしまいます。
我慢するばかりでは、自己肯定感は下がる一方です。
実は、「弱み」も裏を返せば「強み」になります。
自己肯定感の高い人は、一つの物事に必ずプラスとマイナスがあるというニュートラル思考をします。
だから「弱み」が「強み」になると知っているし、嫌な出来事にも良い面を見つけることができます。
弱いのはダメという思考は環境からの影響
自分の周囲すべてが自己肯定感の高い人であれば、きっとその思想が自分に刷り込まれていきますが、そうではないのも世の中の面白いところです。
赤ちゃんの状態は自己肯定感が高く、そのままの存在で価値があるのに、生きる過程で様々な影響を受け自己肯定感が一旦下がることがあるのです。
きっと、自己肯定感の低い自分を経験しないと、自己肯定感の高い自分になった喜びや実感が持てないのでしょう。
このように、自己肯定感の高いも低いも、周囲からの影響を受けてそうなります。
例えば、弱さがある母親が背伸びをせずに、ありのままの自分で生きているとします。
この自己肯定感の高い母親は、「私にも弱さはあるけど生きていけるの。だからあなたも弱いところがあっていいのよ」と素直に子どもに言います。
すると子どもに「私がお母さんを支えよう」という気持ちが芽生えて自立したり、弱みよりも強みにフォーカスして伸び伸びと才能発揮できます。
逆に「私はこんなに大変なのに、あなたはアレもコレもできない。だから私が必死で頑張っているの」と子どもに言い続ける母親もいます。
母親が弱さを隠して無理して余裕がないことを子どもは察知するので、甘えたくても甘えられなかったり、弱音が吐けないということが起こります。
これは一例ですが、こうして「我慢は美徳」「本音と建前」「辛抱強さ」など、「日本人の奥ゆかしさ」の考えが植え付けられていきます。
だから、弱さは悪と捉えがちで、「弱音を吐くのは格好悪い」と潜在的に思ってしまいます。

「我慢は美徳」じゃない
「我慢は美徳」の文化が生まれた背景として、「村八分」説があります。
みんなで一斉に畑仕事をしているのに、具合が悪いと言って自分だけ家に引きこもったら村八分にされるので、いくら体調が悪くても働きます。
無理して働くと、バタッと倒れる。
心配されても「熱があるけど頑張らなきゃ」と言う。
「休め」と言われても、村八分が怖くて堪える。
最後に村長から「休め」と言われて、やっと休める。
実際に筆者も、同じことをやっていました。
体調が悪くても出社し、上司に「顔色がヤバイから帰れ」と言われてやっと帰れる。
これが日本の「当たり前」です。
いまもそのような企業は多いのではないでしょうか。
「弱いのはダメ」と意識に刷り込まれ無理して頑張る。
「当たり前だ」「常識だ」と思うことで、思考停止して、本当に大切なことを心に聞かない。
それが勤勉な日本人の特徴なのかもしれません。

弱い自分を受け入れる方法
あなたは「自分のここがダメだ」と思ったとき、
- ダメなところは直すべきだ、頑張らなきゃ
- 自分に足りない部分を埋めないと、遅れを取る
- ダメなところを見せると嫌われるかも
このように思いますか?
自分のダメで、足りなくて、弱いところは、補いたくなるのが人間です。
人間には空白を埋めたいと思う習性があります。
日本の教育は得意を伸ばすのではなく、足りないところを埋めて、全教科で良い点をとると褒められる方針が主流です。
そうやって育った私たちは、足りないところに気付いたら補いたくなります。
もちろん、直す努力をしても良いですが、せっかくの個性を消すような無理をしてまで、直す必要はありません。
足りないところを埋めようとしなくても良いですし、完璧を望まなくても良いのです。
そのままの自分が、人間らしくて良いのです。
これが、実は「弱い自分を受け入れる方法」です。
そのままの自分のOKを出すだけ。
完璧な自分でなくても良いと思うことが大事です。

弱い自分を受け入れられない完璧主義
完璧主義が悪いわけではありませんが、完璧主義者がメンタル面で苦しんでいることが多いのは事実です。
筆者も実はそうでした。
完璧を目指すと、他人にも完璧を求めるようになります。
他人のできないところに目がつき、批判や指摘をしようとする傲慢さが出てきてしまいます。
人間関係で疲れないためにも、自己肯定感を高めることが大切です。
自己肯定感を高めると、自分の強みも弱みも認めることになります。
弱さに気づくと、他人の痛みにも配慮ができます。
「自分にも弱さがあるから、他人にも弱さは当然ある。だから仕方ないね」と考えることができるようになります。
自分に価値観があるとおり、他人にも価値観があることが理解できます。
気に食わないことがあっても、「これがこの人の価値観。自分とは違うけど、人それぞれだから気にしない」と思えるのです。
完璧を目指しすぎたら、人間らしさから遠ざかります。
人間らしさとは、得意なことも苦手なこともあって、試行錯誤しながら夢に向かって進み、失敗もするけど立ち上がる、そんな生き方をすることではないでしょうか。
だから、弱い自分を変える必要はありません。
そのままの自分を認めて、愛するだけで良いのです。
「成長のチャンス」だと思えるなら、弱いところを変えるのもアリ。
ただし、人間だから同じ間違いをします。
できないことはできないのです。
でも、それが人間らしさであり、愛らしさです。
だから、無理に自分を変えなくて、ありのままの自分で良いのです。
変わるとしたら、「自分らしさを知った自分になる」ように変わりましょう。
★ 参考記事:『変わりたいけど変われない時にやるべき事』
★ 参考記事:『新しい自分になるとは?』

弱い自分を受け入れると強みが見つかる
自分の強みも弱みも見つめ、ありのままの自分を受け入れ、愛することで、自己肯定感が高まります。
自分の弱さを認めると、他人の痛みに配慮できます。
しかし多くの人は、「こんな自分はダメ!」「もっと頑張れ!」と自分を叱咤するため、同じようにへこたれている誰かを目にすると「ダメなやつ」「もっと頑張れよ」と思ってしまうのです。
筆者もそうでした。
自分はノルマを達成しているのに、後輩が「できない、やり方がわからない」と弱音を吐いていると、「私も苦しかったけど、頑張ったからノルマ達成できたんだ!」とイラッときたものです。
つまり、自分を投影して他人を見てしまうのです。
自分の要素が他人に表れているということです。
だから、「あいつは昔の自分を見ているようで苦手なんだよ!」と思うようになるのです。
しかし、これも良い方に活かしましょう。
「いま他人をダメな奴って思った。こういう場面で頑張らなきゃって思っているのかも。そういえば、同じ経験して乗り越えたことがあったな。あのときは辛かったな」
自分の弱い部分を知ると、気づきや学びがあり、人にも優しくすることができます。
弱さがあったから、どんなときに辛くなるのか、乗り越えたらどんな気持ちになるのかが理解できるのです。
弱い自分も他人も、他人を見て「ダメなやつ」なんて思っている自分も、受け入れてみませんか?
緊張する人は緊張している人のことがわかります。
急ぐ場面で慌ててしまう人は、仕事が山積みでパニックになっている人の気持ちがわかります。
人前に出て注目されている時に、失敗してしたら、「もうダメ、消えたい」と思ってしまう、そんな気持ちもわかります。
だからこそ、「緊張するとパニックになるよね。みんなそうだよ」「人前で失敗しても、案外みんな忘れているから大丈夫」「大変そうだね、手伝うよ」と言ってあげることができます。
それが、弱さを知っている人が持っている強みです。
だから、弱くても良いんです。
自分を見つめるのも、怖くないんです。
弱い自分にしかできないことがある
人間はパズルのようなものです。
自分にできないことは、必ず他にできる人がいて、誰かが代わりにやってくれます。
そうであれば、あなたがやることは一つです。
自分と向き合って、弱さと強みを見つけて、自分にできて他の人にできないことを、代わりにやってあげるだけです。
自分にしかできない何かを見つけると、自分にもっと価値があると思えます。
そうすると、自己肯定感が高まります。
弱くていい、そのままのあなたで価値がある。
そして、あなたにしかできないことがある。
あなたにできることを探すのが、これからのあなたの道です。

まとめ:弱い自分を受け入れる方法
長い間隠してきた弱い自分と向き合うことは怖いです。
自分と向き合う過程で出てきたネガティブ要素に落ち込むこともあります。
しかし、弱い自分と向き合ううちに、過去のことも思い出して、「だから、あのとき泣いていたんだね」「本当はこうしたかったんだね」「我慢しすぎちゃってたかな」と気づきがあり、幼い頃の自分の記憶を癒していくことができます。
心の中に溜まったネガティブな記憶を解放することで、心はクリアになり、自分と向きあうことも怖くなくなってきます。
そして、「あなたにしかできないこと」や「本当にやりたいこと」が見つかるのです。
最近うまくいかないことが多くて、自己肯定感を高めたいなら、ありのままの自分を受け入れることから始めてみてください。
YOU ARE OK!!
あなたはそのままで価値がある!
大丈夫!
今回の記事のポイント
- 自分と向き合うと「弱い自分」と出会う
- 自己肯定感の低い人は「自分と向き合う」発想がない
- 弱さを隠すために、攻撃、頑張りすぎ、責任転嫁する
- 「弱いのはダメだ」と思う背景は日本文化や周囲の影響
- 弱さあると、他人に優しくできるのが「強み」
- 弱さを認め、強みに気づき、自分にしかできないことを探すことで、自分の価値が高まる
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