
習い事で油絵をはじめたいけど、
道具は何を集めればいいんだろう?
おおー!いいね!!
油絵楽しいよ♪
最初にガツンとお金がかかるけど、画材は長持ちするから、初期投資の気持ちで集めよう♪

自己啓発として何かを始めたいというアナタに、
油絵はオススメです!!
油絵ってあまり馴染みがない趣味ですよね。
だけど実は、油絵は水彩よりも簡単なんです!!!
何度でも描き直しができますから。
絵画初心者には、断然油絵をオススメします。
今回は、油絵を始めるにあたって必要な、私が通う絵画教室が推奨している道具一式をご紹介します♪

- 油絵を描いてみたい
- 道具は何を揃えればいいの?
- 家でも描ける?
そんな悩みを解決します!!
目次(押すとジャンプするよ)
絵画初心者さん、油絵って何か知っていますか?

絵画初心者さん、油絵って何か知っていますか?
文字通り、油絵の具を使って描いた絵のことですが、
その『油絵の具』っていうのが何かわかりませんよね。
絵の具は、色となる顔料をノリで定着させたものです。
天然の顔料は例えば、ラピスラズリなどの鉱物や花や土などを細かく砕いたものが使われますが、それだけだとただの粉です。
キャンバスに載せてもパラパラと落ちます。
だから、キャンバスに定着させるためのノリが必要。
油絵はノリが空気に触れ乾くことで、
顔料を閉じ込めて固まるのです。
そのノリの種類で、絵の具の種類が変わります。
つまり、油絵の具はノリとして、「油(乾性油)」を使っているということです。
油が固まるのが遅いため、油絵の完成に時間がかかる。
裏を返すと修正がいくらでも効くし、重ねることもできるため、初心者にとっては描きやすい材料なのです!
ちなみに、ノリの種類は…
アクリル絵の具→アクリル樹脂
水彩絵の具→アラビアゴム
日本画→膠(にかわ)

初心者が揃えるべき油絵の画材・道具

ここからは、油絵の初心者の方が揃えるべき
最低限の画材・道具をご紹介します♪
もちろん、油絵のスターターセットなるものが画材屋さん各社から販売されているので、そちらを購入しても良いですが、過不足があったりするので、是非以降を参考に画材を揃えてみてください。
ちなみに、ご紹介するものは私が通う絵画教室で推奨されているもの。
古典絵画的な描き方を教えてもらえる場所なので、ある意味基礎です。
古典絵画は色を重ねて描いたりするので、美しいんです!

絵の具(油絵の具)
絵の具については、よくスターターセット(12色入り)を買われる方が多いと思います。
それでも十分描くことはできます。
ただ、絵の具を作っている会社によって、同じ色でも全然色の出方が異なるので、私が通う絵画教室ではバラ売りで必要な色を揃えることを推奨しています。
絵画教室推奨・油絵の具
透明感があったり、使い勝手の良い色を揃えます。
★ウィンザーアンドニュートン(ブランド)
- ブルーブラック
- テールベルト
★クサカベ(ブランド)
- カドミウムレッドパープル
- ローシェンナトランス
- バーントシェンナトランス
- ウルトラマリンディープ
- バーミリオン
- ビリジャン
- チタニウムホワイト
クサカベのチタニウムホワイトは下地で使うので10号(50ml)サイズ
他は6号(20ml)でOK。
ウィザーアンドニュートンは21ml。
これらの絵の具があれば、古典絵画のような深みのある絵も描けますし、混色すると幅広いグレーを出すことができます。
ただ、描きたいものの固有色については、
必要な分だけ絵の具を買い足す必要があります。
スターターセットを持たれているのであれば、それにプラスで購入しましょう。
\ クサカベ /
\ ウィンザーアンドニュートン /
オイル(溶き油)
油絵はチューブから出した絵の具をそのまま使うことはほとんどありません。
オイルを混ぜて、絵の具を柔らかくしたりツヤを出したりします。
画材屋さんには、様々な種類のオイルが並んでいます。
実はオイルの種類ごとに役割があります。
- 絵の具を薄める
- ツヤ(光沢)を出す
- 速く絵の具を固まらせる
オイルを間違って使いすぎるとヒビ割れに繋がったり、艶が無くなったり、ガチガチに固まったりします。
初心者にとってオイルを使い分けるのは大変!
だから、予めバランスよく調合されたオイルを購入しましょう。
オススメは、クサカベの『ダンマルペインティングオイル』です。
ただ、このオイルは万能ですが、粘性が強いです。
空気に晒すうちに、だんだん揮発していき、さらにネバネバと粘性を増してきます。
そうなると非常に描きづらくなり、オイルベッタベタの絵になって美しくないので、もう一本別のオイルを買い足しておくことことを推奨します。
オススメなのは、揮発性油の『テレピン』です。
混ぜることでオイルをサラッとさせたり、完全に固まっていなければ、乾いたように見える絵の具も溶かすことができます。
パレット
油絵画家って、木のパレットを持っているイメージありませんか?
もちろん、木のパレットを使ってもOKです!
ただし、習い事レベルで毎日描かないのであれば、木のパレットはオススメしません。
ガチガチに固まると削らないと取れません。
案外固くなるし、汚い。
また、チューブから出した絵の具の色の見え方も、木の上と真っ白の紙の上では異なります。
だから、オススメは使い捨ての紙パレットです。
指穴は正直入りません!
使い捨てなので、汚れたら捨てることができます。
アクリル絵の具にも使うことができます。
キャンバス
キャンバスの大きさは、描きたいものが最も美しく見えるサイズを購入しましょう。
例えば静物画や人物がを描くのなら、小さなキャンバスに描くより、実寸に近い大きさで描くと綺麗です。
初心者の方はF4号やF6号くらいがとっつきやすい。
キャンバスは布なので、目地がボコボコしています。
目地も細目・中目・荒目等の種類がありますが、迷ったら中目で良いです。
ちなみに私が通う絵画教室では、目地留めという作業をします。
買ったばかりのキャンバスは目地もボコボコ、布の色は黄色っぽいです。
そこにナイフを使って絵の具(チタニウムホワイト)を塗り込んで、キャンバスを平にしつつ白くします。
この作業をすることで、後々の絵の具の乗りやすさやマチエル(絵肌)に影響を及ぼします。
(だからチタニウムホワイトは大きめのチューブを購入しているのです)
筆
最初に言いますが、筆は消耗品です。
1本1,000円以上するものを何本も使います。
やはり高い筆は描きやすさが全然違います。
また、毛の種類によって描き味も異なります。
描きたい絵の種類にもよりますが、様々な毛の筆を揃えておきましょう。
毛は、豚毛・馬毛・テン(イタチ)・コリンスキー・ナイロンなどがあります。
豚さんは毛が硬いから擦ると絵の具が取れていきます。
お馬さんは毛が柔らかいから、滑らかに描けます。
できれば全種類欲しいところです。
ちなみに、細かいものを描く場合は断然、テン毛やコリンスキーがオススメです!
また、筆先の形もいろいろ。
- 丸筆(ラウンド)
- 平筆(フラット)
- フィルバード
- ファン
こちらも描きたいもので違いますが、マチエル(絵肌)で飽きさせない絵を描くためには、できればすべての種類を揃えておくと良いでしょう。
\ 私はこの水彩筆をよく使います /
ペインティングナイフ
ナイフは絵を描くときはもちろん、前述の下地作り(目地留め)の際にも使います。
ナイフの種類もたくさんありますが、オーソドックスな菱形のナイフを1本は持っておきましょう。
油絵はペインティングナイフでベタベタと厚塗りするイメージがありますが、初心者の方がそれをやると、ちょっと危険。
時間が経った時に絵の具がヒビ割れたりしてショック。
もちろんナイフで描く絵もありますが、油絵の世界はそれだけではありません。
筆もナイフも、使い方はいろいろです。
筆洗(ブラシクリーナー)
油絵を描いた後に、筆についた絵の具を取り除かないで放置したらどうなるか。
ガッチガチに固まって使い物にならなくなります。
筆は1本1,000円以上する消耗品です。勿体無い。
描いたあとはきちんと筆のケアをしましょう。
そこで必要なのは筆洗(ブラシクリーナー)です。
オイルで絵の具を溶かすイメージ。
正直臭い。ラリってしまう匂いです。
無臭クリーナーもあるので、ご安心ください。
筆洗で洗ったあとは、石鹸で洗って乾かしましょう。
その他:油絵に必要そうなもの

ここまでご紹介してきたものがあれば、油絵を描くのにある程度困ることはありません。
あとは、あったら良いものをリストアップします。
あったら良いもの
- 布(ガーゼやネル生地がオススメ)
- エプロン
- ティッシュ
- 鉛筆・木炭(下書き用)
- 定規(下書きのマスを引くため)
- 油壺(お猪口や小さなお皿でもOK)
- 卓上イーゼル(家でも描きたい方)
油絵は習い事でオススメ!

油絵は習い事でオススメです。
まず、独学だと道具を使いこなすことはできず、絵自体の劣化を招く危険があります。
それから、もし、家で描きたい場合は慎重に!
油絵の具は匂いがキツく、具合が悪くなる人もいます。
私はそのため家で描くことを断念し、絵画教室で描いています。
絵の具の扱い方を学べて、且つ描く場所を確保できるので、油絵は独学ではなく習い事にすることをオススメしています。
画材や道具は絵画教室によっては揃えるものが異なりますので、習い事を始める前に要相談です。
もし、絵画教室選びに迷ったら、下の記事も参考しにしてください。
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まとめ:絵画教室推奨の画材・道具

以上、私が通う絵画教室が推奨する油絵初心者セットをご紹介しました。
画材のリンクも貼っていますが、お分かりのとおり、画材は高いです。
油絵は最初にガツンとお金がかかります。
正直、100均などの安い画材は使い物になりません。
発色を良くするために余計な材料が含まれていたりして、美しくないし、劣化も激しいです。
画材にはこだわった方が良いです。
しかし、お金をかけて完成した自分の絵を眺めたときの感動を味わうことができます!
是非、今回の記事を参考に、画材を集めてみてください♪
今回の記事のポイント
- 油絵は集める道具がたくさんある
- 画材は高い
- 油絵は水彩画より簡単で初心者にもできる
- 習い事としては最高!残るものがある
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